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こんなにあった! 子育ての悩みが相談できる窓口とその種類
- 2022/8/18
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子どもは可愛い! でも、とっても大変…。子どもや子育てに対してストレスを感じ、自分を責めてしまう人も少なくありません。
そこで本記事では、子育ての悩みを相談できる窓口について説明します。
子育てで悩むのはみんな一緒!?
リトル・ママのオープンチャットでも、育児中のストレスについての意見が多く見られました。
参照:【ママの声】4ヵ月の子どもにイライラしてしまいます。かわいいはずなのに…自己嫌悪です
- 「4ヶ月の子供がいますが、可愛いはずなのに、イライラすることが増えてきました」
- 「子育てはイライラの連続」
- 「何しても泣き止まない時、どうしたらいいのーってなります」
と、みなさん悩んでおられる様子。
「気軽にここでストレス発散しましょう」
という明るい意見も見られました。
たしかに、誰かに話すことって大切ですよね。
でも、それでも解決できない場合は、どうしたらよいのでしょう?
自治体ごとの子育ての悩み相談窓口
自治体ごとにさまざまな支援があるのはご存知でしょうか? 例としては、以下のようなものがあります。
ここでは各相談窓口の概要と、相談できる内容、連絡先をご紹介しますね。
○地域の保健所や保健センター
保健所は広範囲の保険サービスを行い、保険センターは個人への保険サービスを行うという違いがあります。乳幼児健診、小児予防接種など身近なサービスは、保健センターで行われています。保健センターのほかにも、保健福祉センター、母子保健センター等の名称でサービスを行っている場合もあります。
新宿区を例にとってみますと、保健師・助産師・栄養士・歯科衛生士による個別の育児相談や体重測定ができる「育児相談」
ママの産後の歯周病やむし歯の予防に関する「歯科相談」
発達が気になる場合に小児発達専門医による個別相談ができる「すこやか子ども発達相談」
などがあります。自治体によって内容は変わりますので、ぜひお住まいの時自体の保健センターを調べてみてください。
○地域子育て支援センター
子育て支援センターは、赤ちゃんとそのママ・パパを対象に、交流したり集まったりする場を提供してくれます。また、情報提供や、育児に関する不安などの相談なども行っており、安心して子育てができる環境づくりをしてくれます。
子育て支援センターは、全国に7千カ所以上存在しています(平成29年度)。
自治体によっては、「子ども家庭センター」「子ども家庭支援センター」等の施設が、子育て支援センターと同じような働きをしている場合もありますので、お住まいの自治体のHPなどを確認してみるとよいでしょう。
○児童相談所
児童相談所では、どんなことについて相談できるのでしょうか?
相談できることは、大きく分けて3つに分類されます。
1:相談機能
保護者やご家庭だけでなく、周囲からも、幅広く相談を受け付ける窓口です。
- ◇落ち着きがない、友達ができない、いじめられる、など子どもの問題行動
- ◇言葉が遅い、障害があるのではないか、など子供の心身障害について
- ◇家出や盗癖、乱暴行為、など子供の非行について
- ◇保護者の病気や離婚等で子供の生活が難しい、など子供の生育環境について
- ◇虐待をしたくなる、してしまうのではという親からの相談受付
- ◇虐待が行われているのではないか?と感じた周囲からの通告等
相談窓口では、医師や児童心理司・児童福祉司等の専門家がアドバイスをくださいます。
児童相談所への相談は電話でも行えます。また、匿名で相談することも可能です。
2 :一時保護機能
家庭で虐待が起こり、子どもの心身に問題がある場合。または、保護者が死亡したり、家出してしまったりして子どもの保護が必要な場合に、一時的に子供を預かります。
預かられた子どもは「一時保護所」という施設で暮らすことになります。
3 :措置機能
児童福祉士や、児童委員等による指導を受けられます。 指導しても改善が見られないときや、入所の必要があると思われる場合には、児童養護施設などへの入所を行うこともあります。
ご家庭で子どもを育てるのが難しい、という場合に、養子縁組を行うのも、児童相談所の機能です。
ストレスが高まる現代、児童相談所の役割は高まっています。
児童相談窓口は、子育てへの不安を受け止める窓口です。
「子供と一緒にいると苦しい」「手を上げてしまいそうになる」などの悩みを抱えている人は、いちど児童相談窓口に相談をしてみてはいかがでしょうか。
児童相談所虐待対応ダイヤル「189」とは・・・
虐待かもと思った時などに、すぐに児童相談所に通告・相談ができる全国共通の電話番号です。
「児童相談所虐待対応ダイヤル「189」」にかけるとお近くの児童相談所につながります。
通告・相談は、匿名で行うこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は 守られます。(厚生労働省)
各種団体による子育ての悩み相談窓口
相談を受け付けている団体は、意外と多いもの。あなたの状況、相談先の専門性などに合わせて選んでみましょう。このセクションでは、各相談窓口の概要と相談できる内容、連絡先などをご紹介します。
○子育て・女性健康センター
妊娠、出産、子育てによりそう助産師さん。出産後も相談窓口が開かれていることをご存知でしたか?
思春期の悩みや、子育て、更年期症状、高齢者の性の問題を含めた女性の健康について、相談事業を行っています。来所していただいての相談や、ご家庭に訪問しての相談、学校などへの講師の派遣など行っている都道府県もありますのでお気軽にご相談ください。
(日本助産師会)
○子育てホットライン「ママさん110番」
お子様がすこやかに成長できるよう、保健師・元保育園長等専門の先生方が妊婦・乳幼児を対象とした子育てについての悩みを聞き、アドバイスを提供しております。
ご相談はお母様やお父様、祖父母とたくさんの方からいただきます。
匿名・個人情報厳守ではございますが、電話での相談となるため、家庭環境や児童の発育状況等、必要となる情報は伺わせていただきます。
※相談時間はお一人30分程度とさせていただきます。
- 電話番号: 03‐3222‐2120(相談無料)
- 相談時間:月曜日~金曜日/10:00~12:00、13:00~16:00
相談窓口を利用する際の注意点
育児に悩んだ時には、我慢は厳禁です。ママが調子を崩してしまう前に、周囲のサポートを求めることが大切です。身近な人に相談できない場合や、解決しない場合は、気軽に上記の相談窓口を利用するべきです。
ただ、相談員も人間。ママと相談員にも相性がありますので、思ったようなアドバイスがもらえない場合もあるでしょう。また、相手の言葉や態度がかえってストレスに感じてしまうこともあるかもしれません。
その場合には、諦めてしまうのではなく、気分を切り替えて他の相談窓口を利用することが大切です。
まとめ
子育てに悩むことは、とても普通のことです。
子育てに悩んだ時には、一人で抱え込まずに周囲の人に助けを求めることがとても大切です。子育て支援センターや、そのほか上記で紹介した窓口を積極的に利用して、少しでも気分が楽になる方向を探りましょう。