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赤ちゃんの沐浴はいつまで? 沐浴の仕方や注意点も確認
- 2022/7/19
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ベビーバスやたらいなどにお湯を溜め、赤ちゃんの身体を洗ってあげることを「沐浴」と言います。
赤ちゃんを洗うとき、大人と一緒に入浴するのではなく、わざわざ沐浴させるのは何故でしょう? それには「生まれたばかりの赤ちゃんは免疫が弱いから」という理由があります。まだ免疫力の低い赤ちゃんは、雑菌や病気への抵抗力も低いです。
大人なら平気なお風呂でも、赤ちゃんにとってはまだ危険な場合があるのです。
免疫ができるまでは「沐浴」、ある程度免疫ができたら大人と一緒に「入浴」と使い分けることが必要です。
本記事では「赤ちゃんの沐浴はいつまで行うのか」、「どのように沐浴させるのか」などを説明します。
沐浴はなぜ必要?
○汗や汚れをきれいにするため
赤ちゃんは新陳代謝がとっても活発。皮脂汚れがたまりやすいため、体を清潔にするために沐浴がかかせません。
○細菌などの感染から赤ちゃんを守るため
新生児は抵抗力が弱く、大人と同じお風呂に入ると雑菌などの影響をうけて肌トラブルなどを引き起こす可能性があります。また、へその緒も取れておらず、衛生面での配慮が必要です。
雑菌から赤ちゃんを守るため、赤ちゃん専用のベビーバスなどを使って沐浴させるのです。
○体の様子を確認するため
裸にすることで、皮膚の状態や体の状態を確認することができます。毎日チェックしておけば、肌トラブルなどにも気づきやすくなります。
・沐浴はいつまで必要?
生後28日未満の新生児の頃は沐浴が必要です。
目安としては、1ヶ月検診で先生からOKが出たら、大人と一緒のお風呂に入ってかまいません。
ただし、1ヶ月以降でもワンオペ育児をしていたり、夏の暑い時期だったり…と各家庭にさまざまな事情があると思います。ご家庭の事情で「沐浴の方が楽」な場合には、28日以降も沐浴を続けていても大丈夫です。
沐浴をする際の注意点
○お湯の温度
夏は37度~39度、冬は38度~40度くらいが適温です。ひじをお湯につけて熱くないか確認する方法もありますが、湯温計などで確認するのがベストです。
○頻度は毎日
赤ちゃんは新陳代謝が活発で、汗や皮脂の汚れが溜まりやすいです。おむつをしているため、お尻もよく汚れます。赤ちゃんを清潔に保ってあげるには、毎日沐浴させてあげるのが理想的です。
また、暑い時期には1日2〜3回沐浴をさせてもよいと言われています。汗をかいているときなどは、その様子を見ながら沐浴の回数を調整するといいかもしれませんね。
ただし、発熱しているなど病気のときは沐浴をさせてはいけません。おしりだけお湯で流す、ガーゼで体を優しく拭いてあげるなどして、清潔を保ちましょう。
○時間は15分以内
赤ちゃんはのぼせやすいです。あまり長くお湯に浸けていると赤ちゃんが疲れてしまうため、手早く終わらせる必要があります。お湯に入っている時間は5分から10 分程度を目安にしましょう。
○できるだけ毎日同じ時間に入れる
毎日同じ時間に沐浴してあげると、それにより赤ちゃんの生活リズムが整ってくると言われています。
沐浴する時間は、いつでもよいです。しかし人間は入浴後に体温が下がるタイミングで眠くなり、よく眠れると言われていますので、夕方~夜の沐浴がオススメです。
ただし夜遅すぎる時間だと赤ちゃんの目が覚めてしまい、寝付くのが遅くなってしまいます。それにより生活リズムも崩れてしまいますので避けましょう。
○空腹時や授乳後30分は避ける
赤ちゃんのお腹が空いているときに沐浴中すると、機嫌が悪くなり泣いてしまうことも多く、ママが大変です。また、授乳してすぐに沐浴するのも、吐き戻してしまうため大変です。
授乳してから少なくとも30分程度待ってから沐浴するようにしましょう。
○石鹸やシャンプーはベビー専用のものを使う
赤ちゃんのお肌はとってもデリケートです。香料やアルコールなど、刺激の強い成分が入っている大人用ボディーソープの使用はおすすめできません。赤ちゃん用の低刺激のベビーソープやベビーシャンプーを使うのが安心です。洗うときのお肌への摩擦を減らす「泡で出てくる」タイプのものもオススメですよ。
沐浴の手順
沐浴に必要なものを挙げていきます。
○ベビーバス・洗面器
ベビーバスは、大きなたらいなど、代用できるものがあればそれでも大丈夫です。 洗面器は、顔拭き用です。ベビーバスと一緒にお湯を張っておきましょう。
お湯の量はベビーバスの半分~3分の2ほど、適切なお湯の温度は38~39℃(夏)、40~41℃(冬)です。
○沐浴布
沐浴中に、赤ちゃんの体を包むためのガーゼ、もしくは木綿の布です。
○ガーゼハンカチ
沐浴中に、赤ちゃんの顔や体を洗うための布です。
○ベビーソープ
赤ちゃんに優しい専用のものが安心です。泡で出てくるタイプがオススメ。
○ベビーローションやクリーム
素早く塗れるように準備しておけば、湯冷めせず安心です。
○バスタオル、おむつ、着替え
すぐ着られる状態にセットした着替えの上にバスタオルを広げて置くと便利です。
○綿棒
おへそのケアや、耳や鼻のお掃除をするためのものです。
・手順
◇準備
沐浴の準備を整えたら、赤ちゃんに沐浴布をかけます。赤ちゃんの首の後ろを左手でしっかりと支え、右手でおしりを支えます。その状態で、足から順にお湯に入れます。
◇洗う
顔→頭→首→手→胸→おなか→足という順番で、ガーゼを使って優しく洗っていきます。
顔は、ベビーバスのお湯ではなく洗面器のお湯を使ってガーゼを濡らし、軽く絞って拭いてあげましょう。
脇や股など、くびれの多いところは特に汚れやすいので、丁寧に洗いましょう。女の子の股は、前から後ろに向けて洗います。
◇観察
赤ちゃんの体を観察し、肌荒れやいつもと違うところがないか確認しましょう。
◇拭く
沐浴が終わったらバスタオルで赤ちゃんを包み、優しく拭いてあげましょう。このとき、こするのではなくポンポンと軽く抑えるように水分をとるのがコツです。
◇スキンケア
おへその消毒をする場合はここでします。
赤ちゃんの肌は乾燥しやすいですので、沐浴後はベビーローションなどを使って保湿します。ママの手にローションをとって、温めてから赤ちゃんに塗ってあげましょう。
◇洋服を着せる
洋服を着せ終わったら綿棒を使って、耳と鼻をお掃除してあげます。
お風呂に入ったあとは、大人と同じように喉が乾いていますので、母乳やミルクで水分補給を忘れずに。
まとめ
大人と一緒に入るお風呂は、免疫が低い赤ちゃんにとってはまだ刺激が強いです。免疫ができるまでは「沐浴」、ある程度免疫ができたら「入浴」と使い分けることが必要です。
沐浴の頻度は毎日、時間は15分程度です。毎日同じ時間に沐浴してあげると、それにより赤ちゃんの生活リズムが整ってくると言われています。
赤ちゃんの沐浴をいつまで続けるのか、という目安は生後28日ですが、家庭の生活スタイルに合わせて決めるのが理想的です。
ワンオペ育児をしていたり、夏の暑い時期だったり…。ご家庭の事情で「沐浴の方が楽」な場合には、28日以降も沐浴を続けていても大丈夫ですよ。
ライター 星まさよ