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ベビーベッドはいつまで使用する? 購入の目安や卒業後の寝場所とは
- 2022/6/9
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赤ちゃんを安全に寝かせておけるなど、便利な点も多いベビーベッド。しかし、日本の間取りだとどうしてもその大きさが気になってしまって、導入するか迷う方もいると思います。今回は、ベビーベッドの利点、ベビーベッドが使える期間とベビーベッド卒業後の寝場所について説明します。
ベビーベッドはいつまで使う?
ベビーベッドは、赤ちゃんがいくつになるまで使えるものなのでしょう?
メーカーごとに使える年齢は異なりますが、一般的なものは生後24ヶ月、つまり2才ごろまで使えるものが多いです。
標準サイズのベビーベッドを使用している場合、サイズアウトする2歳までベビーベッドで寝かせるケースもあります。しかし多くの場合、つかまり立ちができるようになった生後9ヶ月~1才頃のタイミングで使用をやめるというご家庭が多いようです。
その理由は、ベビーベッドに柵がついていても、つかまり立ちをすると転落してしまう危険性があるからです。
リビングでベビーベッドを使用している場合、標準サイズではなくミニサイズのベビーベッドを使っているケースも多いのではないでしょうか。この場合、使える年齢が生後半年~1才頃までとなるため、標準サイズのものよりもサイズアウトが早くなり、卒業も早くなります。
また、リビングではバウンサーなどで過ごす時間が長く、ベビーベッドが必要なくなるケースもあります。
ベビーベッドは買うべき? ベビーベッドのメリットとデメリット
ベビーベッドは場所を取るだけでなく、値段も高いため、出産前にしっかりと購入するかどうかを検討することが大切です。
以下に、ベビーベッドのメリットとデメリットを紹介します。
メリット
赤ちゃんを安全に寝かせておくことができる
消費者庁によると、平成26年までの5年間に、就寝中に窒息して亡くなった0歳児の子どもは160人に上るそうです。
一番多かったのは、顔がマットレスなどに埋まる事故(33件)。次に、掛け布団などが顔を覆う事故(17件)。その次に、ベッドと壁の間に挟まれる事故(5件)、一緒に寝ていた家族の体で圧迫される事故(5件)と続きます。
この結果をうけ、消費者庁はベビーベッドを使用することを推奨し、顔が埋もれないように固い敷布団や枕を使うことなどを呼びかけています。
また、兄弟やペットがいる場合も、赤ちゃんの安全を守るという点で、ベビーベッドが便利です。
ママの体が楽
出産後に急に腰痛に悩まされるようになったママは多いのではないでしょうか。妊娠、出産で腰回りに負担がかかるのに加え、赤ちゃんのお世話では「かがむ動作」をよくすることになります。赤ちゃんを布団から抱き上げ、また布団に戻す、低い位置でお世話をするなど、高低差のある動きをしていると、腰が痛くなりがちです。その点、ベビーベッドがあれば、ママがかがむことなく赤ちゃんのお世話をすることができます。腰への負担を減らすという点では、ベビーベッドがおすすめです。
ハウスダスト対策ができる
ハウスダスト(ホコリ)は、人が活動している日中には部屋の中を舞い上がっていますが、人が寝てしまう夜間には床に落ちてきます。このときに赤ちゃんが床に寝ていると、ハウスダストを吸い込んでしまいます。
ハウスダストはアレルゲンですし、鼻炎や気管支喘息の原因にもなります。
高さのあるベビーベッドに寝かせておけば、床に落ちてくるハウスダストから赤ちゃんを守ることにつながります。
ベビーベッドも清潔に保ちたい、という場合は、ときどき拭き掃除をすると良いでしょう。
ベビーゲージになる
まだあんよのできない赤ちゃんでも、目を離した隙にどこへ転がってゆくか分かりません。寝返りだけでかなりの距離を移動する赤ちゃんもいます。
その点、ベビーベッドなら、柵があるので安心です。寝かしつけたあと、安心して一息ついたり家事をしたりしたいなら、ベビーベッドが役に立つでしょう。(時々様子を見に行くことは必要です)
デメリット
スペースを取る
ベビーベッドで一番問題になるのが、その大きさではないでしょうか。ベビーベッドを置いて部屋が狭くなってしまい、その結果ストレスが溜まるような場合は、バウンサーなどを使ったほうがいいかもしれません。
値段が高く感じられることも
赤ちゃんによってはベビーベッドを嫌がってしまうこともあります。使えなかった、もしくは短い期間しか使えなかった…という場合には、ベビーベッドの値段が高く感じられるかもしれません。
添い寝できない
ベビーベッドを使っていると、赤ちゃんと密着して寝ることができません。したがって、寝かしつけの添い乳、添い寝ができません。
夜泣きの時期には赤ちゃんが寝るまで抱っこであやしてあげて、寝たらベビーベッドに移動…という動作を何度もする必要があります。
ベビーベッドを卒業したら赤ちゃんはどこで寝る?
赤ちゃんの就寝に関しては、ご家庭によって考え方はさまざまです。日本の家庭では、一般的には子どもをママとパパの間にして「川の字」で眠るケースが多いと言われています。
最近では、欧米風に「赤ちゃんに個室を与える」というスタイルをとるご家庭もあるようですが、アメリカの研究によると6歳までの幼児期に親と一緒に寝ることにより、夜間の安心感が得られ、日中の行動がより自立的になるという報告がなされているそうです。
使わなくなったベビーベッドはどうする?
リサイクルショップで売る
2人目の予定があるならば、分解して保管しておくのが良いでしょう。
しかしながら、保管するにも場所を取るのがベビーベッド。思い切ってリサイクルショップに売るというのもひとつの手です。
リサイクルショップで売ることを前提にした場合、購入時から工夫をすると良いでしょう。なるべく高値で買い取ってもらえるように、人気メーカーの商品を買う、SGマーク・PSCマークやなどの品質認定書のある商品を買う、等に気をつけましょう。
自宅に不要になったベビー用品がたくさんある場合は、まとめて査定してもらうと良いでしょう。
ベビーサークルやキッズデスクにリメイクできるものを選ぶ
最近は何通りにも変形できるベビーベッドが売られています。ベビーベッドとして使わなくなった場合でも、ベビーサークル、キッズテーブル、PCデスク、収納棚などに変形させることができます。
これなら、赤ちゃんがあまりベビーベッドが好きではなかった場合などでも、長く有効に活用することができます。
不用品回収に出す
もう使わない、かつリサイクルショップでの売却が難しい場合は、不用品回収業者に頼んで引き取ってもらいましょう。
まとめ
赤ちゃんを安全に寝かせておけるなど、便利な点も多いベビーベッド。
メーカーごとに使える年齢は異なりますが、一般的なものは生後24ヶ月、つまり2才ごろまで使えるものが多いです。ただ、転落の可能性があるため、つかまり立ちができるようになった生後9ヶ月~1才頃のタイミングで使用をやめるというご家庭が多いようです。
大人の布団で赤ちゃんと添い寝をするより安全性が高く、ママがおむつ替えをしやすかったり、ハウスダスト対策にもなるなどメリットが多い反面、部屋のなかでスペースをとりすぎる、試用期間に対し値段が高くなりがちなど、デメリットもあります。
ベビーベッドは使用できる期間が限られているため、部屋の広さやお世話のしやすさ、兄姉の有無など生活スタイルを考えた上で、レンタルなども検討しつつ、購入するかどうか決めましょう。
ライター 星まさよ