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新生児が鼻をフガフガさせていたらどうする? 鼻づまりの原因と対処法
- 2022/5/26
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新生児が鼻をフガフガさせていると、苦しそうで心配になりますよね。
今回は、新生児が鼻をフガフガさせる原因と、鼻づまりの対処法を紹介します。
新生児の鼻がフガフガ…赤ちゃんの鼻がつまる原因は?
新生児期の赤ちゃんは、鼻からのどにかけての空気の通り道が細く粘膜も敏感ですので、鼻が詰まりやすいです。そのため、フガフガと音が鳴りやすくなってしまうのですね。
主に鼻で呼吸をしている新生児の鼻が詰まると、呼吸が上手にできなくなることにより、よく眠れなくなることも。
新生児は鼻の粘膜が敏感なため、少しの気温の変化でも鼻水がでやすいのです。その鼻水が乾燥によって粘性が強くなったり、鼻くそになったりすると鼻づまりの原因になります。
生後2ヶ月くらいまでは鼻がつまりやすく、フガフガすることも多いですが、3、4ヶ月頃になると体の成長に合わせて鼻の穴も大きくなるためフガフガしにくくなってきますよ。
フガフガしていることの悪影響
鼻をつまんで水をたくさん飲むのは大人でも苦しいですね。新生児も同じで、鼻が詰まってフガフガしていると母乳やミルクが飲みにくくなってしまいます。
鼻がフガフガしていると、主に鼻で呼吸している新生児は眠りが浅くなってしまいます。新生児は寝ている時間がとても長いです。その時間を快適に過ごせないと、新生児の機嫌は悪くなりやすく、ママやパパへの負担も大きくなってしまいます。
目と鼻は繋がっているため、鼻が詰まっている状態が続くと目やまぶたが腫れてしまうこともあります。
鼻が詰まっている状態でうつぶせに寝てしまうと、呼吸が困難になり事故につながる場合もあります。新生児は呼吸をする力が弱いので、注意が必要です。
鼻をフガフガさせているままに放置すると様々な不都合が生じやすいので、早めに対処することが大切です。
フガフガしていたら小児科へ行った方がいいの?
新生児の赤ちゃんは、もともと大人や幼児と比べても呼吸の回数が多いため、フガフガしているのが目立ち苦しそうに感じることもあります。
フガフガしていても、熱や咳がなく、母乳やミルクをいつも通りしっかり飲んで機嫌良く過ごせているならまず心配はありません。
ただし、新生児なのに黄色い鼻水が出る、母乳やミルクを飲む量が明らかに減っている、喉の下や肋骨の間がへこんで苦しそうに息をしている、鼻が詰まっているせいで眠れない、いつもより耳をよく触る、呼吸の音がゼエゼエしているなどの症状がある場合には早めに小児科を受診するのがよいでしょう。
また、2週間以上鼻をフガフガさせている状態が続く場合も、受診を検討してみてもよいでしょう。
新生児は少しのことで体調を崩してしまうため、普段と様子がちがうと感じたり、心配なことがあるときには遠慮をせずに医師に相談しましょう。
フガフガを和らげる方法は? 赤ちゃんの鼻づまりの対処法
まだ自分で鼻をかめない新生児の赤ちゃんのために、ママ(パパ)が鼻のつまりをとってあげましょう。
鼻くそを取ってあげる
まず、綿棒などを使って鼻くそを取ってあげましょう。ただし奥の方まで綿棒をいれるのは危険なのでやめましょう。無理をすると鼻の粘膜を傷つけてしまうため、手前に見えるものだけを優しく取るようにしましょう。お風呂の後などは、鼻くそが柔らかくなっていますのでケアしやすいですよ。
鼻水や、柔らかい鼻くそはガーゼで拭き取ってもよいでしょう。
鼻水が出ている時には吸う
鼻吸い器には、口で吸うタイプと、電動タイプがあります。鼻吸い器を用意しておけば、新生児が鼻をフガフガさせているときにすぐ吸ってあげることができますよ。鼻を吸引するときは、横向きに抱っこする、もしくはママ(パパ)の脚の間に置いて固定してあげると赤ちゃんも安心するでしょう。
うまく吸引するコツは、ノズルを鼻の穴と水平の方向に入れること。鼻の穴は上を向いていますが、鼻水が溜まっているのは喉に近い場所です。ですので、その方向に向けてノズルを差し込みましょう。ノズルを強く押し付けると、鼻の粘膜を傷めてしまう原因にもなりますので、優しく鼻に添えるようにしましょう。
勢いよく吸うと赤ちゃんがびっくりしてしまいますので、鼻水が取れ始めたとしても、慌てずにゆっくりと吸いましょう。また、鼻水が出てこないときに無理に吸うと、鼻粘膜を吸ってしまうこともあります。鼻水が出てこない場合は、無理をせず他の方法を試しましょう。
温める
新生児が鼻をフガフガさせているとき、鼻のつけ根を温めてあげると状態が良くなることがあります。温水で濡らしたタオルやガーゼで鼻を温めると、蒸気で鼻詰まりが改善されるのです。赤ちゃんが嫌がらない程度に試してみてもよいでしょう。このとき、タオルやガーゼの温度が熱すぎないよう気をつけましょう。
上体を起こす
フガフガしている赤ちゃんの上体を起こしてあげると、鼻の通りが良くなることがあります。タオルやクッションを使って、少しだけ赤ちゃんの上体に傾斜がつくように調節してみるとよいでしょう。
乾燥やほこりに気を付ける
乾燥した部屋で鼻の調子が悪くなった経験がある人も多いのではないでしょうか。新生児も同じで、鼻が乾燥すると鼻粘膜が乾燥し、詰まりやすくなります。部屋の中に洗濯物を干す、加湿器を入れる、など湿度を上げる工夫をしましょう。
また、ほこりっぽい部屋でも鼻水が出やすくなりますので注意しましょう。空気清浄機を使ったり、こまめな換気を心がけましょう。
出血してしまったら
赤ちゃんの鼻粘膜はとても敏感です。鼻水をとる際、注意していても鼻血が出てしまった…ということもあるかもしれません。その場合は、ティッシュを丸めて鼻に詰めてあげましょう。ただし抜くときに再び出血してしまわないように、詰め込みすぎず、やさしく詰めることを心がけましょう。
鼻の吸引をしていて出血してしまった場合、再び吸引するとまた血が出てしまいます。その日は吸引せず、後日にしましょう。
受診すべきか迷った時は「#8000」へ電話を!
#8000とは、「こども医療電話相談事業」のことです。
“保護者の方が、休日・夜間のこどもの症状にどのように対処したらよいのか、病院を受信した方がよいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師に電話でそうだんできるものです。この事業は全国同一の短縮番号#8000をプッシュすることにより、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられます”
出典:厚生労働省WEBサイト
まとめ
赤ちゃんが鼻をフガフガさせているときは、鼻が詰まっているとき。上記の内容を参考にして新生児の鼻づまりをケアしましょう。鼻がフガフガしていると、母乳が飲みにくい、眠りが浅くなるなどの悪影響が出やすいです。
赤ちゃんが鼻をフガフガさせていても、母乳やミルクがしっかり飲めていて、熱や咳がない場合は、心配ありません。
綿棒やガーゼで鼻くそを取ってあげる、鼻吸い器で鼻水をとってあげる、など直接的に鼻詰まりを解消してあげると良いほか、部屋の湿度やほこりに気をつけることも大切です。
新生児期の赤ちゃんは、ちょっとした体調の変化にも注意が必要。心配なときには早めに小児科を受診するか、「こども医療電話相談事業」で医師の判断を仰ぎましょう。
ライター 星まさよ