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インスタの人気絵本講師が選ぶ!2020年出版の絵本ベスト6冊
- 2021/3/10
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[no_toc]「ロングセラーや名作もいいけれど、新しい絵本も知りたい!」というリクエストに応えて、インスタグラムで活躍する2人の絵本講師が、2020年1月~12月に出版された絵本からすすめの3冊をセレクトします。
谷口亜優美/ayumiさんのセレクト
京都にて絵本のある子育てを楽しむ絵本講座「さんじのえほん。」を開催。3児のママ。
Instagram:@ayufurtea3
『つるかめ つるかめ』
中脇初枝/文
あずみ虫/絵
あすなろ書房
病気、台風、雷、地震…自分の力ではどうしようもないことが起こったときに、昔の人たちが唱えてきた6つのおまじないを紹介。コロナ禍で不安な今を生きる子ども達へ贈る絵本。
辛いこと、悲しいことがあったとき、お薬のように即効性はなくとも、じんわりと心に寄り添ってくれるお守りのような「ことば」達。子どもの心にそっと絆創膏を貼ってあげるように、読み聞かせてあげたい1冊です。(谷口さん)
『どこからきたの? おべんとう』
鈴木まもる/作・絵
金の星社
卵焼きやアジフライ、ポテトサラダなど、定番のお弁当の中身。どこから来て、どうやって食べられるようになったのかな。食材の生産現場、流通過程、調理の仕方もわかる食育絵本。
お弁当の製造工程を知ることで、想像する力、考える力を養えます。美味しいお弁当の向こう側には、沢山の人がいる。そして、その愛情の連鎖の先に、自分がいることも感じることができるはず。
『怪物園』
junaida/作
福音館書店
ある夜、「怪物園」から怪物達が抜け出しました。街を練り歩く怪物達。外に出ることのできない子ども達は、おうちで空想の世界へと遊びに出かけます。
まさに、今の時代に生まれるべくして生まれた絵本。想像の羽を広げたら、どこまででも飛んでいける。窮屈な世の中であっても、わたし達には想像力があります。心を思い切り解放してくれるような、奇妙で美しい物語です。(谷口さん)
ふわはねさんのセレクト
関西を拠点に“絵本のつなぎて”として、わらべ歌や手遊びなどを織り交ぜた「ふわはね絵本のある時間」を開催。2児のママ。
Instagram:@fuwahane
『りんご ごろごろ』
森あさ子/絵
茂木亜希子/構成
世界文化社
いろいろな果物や野菜が登場する、子ども達に人気の手遊び歌が絵本に。カラフルな切り絵と擬音のリズムが楽しい1冊。巻末に、楽譜と遊び方をくわしく紹介。
「グーチョキパーでなにつくろう」など、お馴染みのメロディに可愛い絵。最後は「おやすみなさい」で終わります。手遊びは何もなくても楽しめるのがいいところ。絵本から広がる親子の遊びをぜひ楽しんでください。(ふわはねさん)
『あつかったら ぬげばいい』
ヨシタケシンスケ/作
白泉社
「ヘトヘトにつかれたら」「ふとっちゃったら」「だれもわかってくれなかったら」…。子ども、大人、おじいちゃんのさまざまな疑問に痛快に答える!大人も子どもも楽しめる、ヨシタケ式心を緩める絵本。
もうこのタイトルから“ずきゅん”と胸を打たれました。幼い頃に母から言われた「あつかったらぬぎなさい」。この絵本を読むと、そんなシンプルなことができていない自分に気づかされます。大きく頷き、じわっと涙し、クスッと笑える1冊。(ふわはねさん)
『こたつ』
麻生知子/作
福音館書店
大晦日、ある家族の1日を、こたつの上から定点観測で描くユニークな絵本。こうたくんは「今日は夜中まで起きている」と宣言して…。こたつのある生活の楽しさや、家族のあたたかさ、新年を迎える喜びも描かれています。
こたつを真上から描いたアングルは斬新で、まるで本当に上から覗いている気分になるから不思議。ページごとに細かなところまで楽しめ、鍋の湯気まで感じられます。(ふわはねさん)
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