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子どもの積極性を引き出すために親ができる工夫とは?【小川大介の子育てコーチング】
- 2020/12/10
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中学受験のプロ・小川大介先生が、乳幼児ママ・パパに送る子育てコーチング第15回。
前回、子どもは“できた体験”がどれだけあるかで、やる気が変わってくるというお話をしました。子どもの積極性を引き出してあげたいなら、できた体験を増やし、次の“やってみよう”につなげる工夫を意識してみましょう。
“いま一番どれに”心が向かっているのか
「あなたは積極的な人間ですか?」と聞かれても「そこまでは…」と答える人が大半ではないでしょうか。やれそうなことはやるけれど、自信がないことにはなかなか踏み出せないですよね。子どもはなおさらそうです。
子どもにとって積極性とは“やってみよう”ということ。「面白そう」「自分もできそう」とワクワクする予感があれば、やってみたくなります。ただ、時間も体力も予算も有限。あれもこれもはチャレンジできません。そんなときはわが子が今一番どれに心が向かっているのかを観察し、子どもが本当にやりたいことを応援してあげることが大切です。
ひとつ“強み”が
あれば生きていける
同じ遊びばかりしている場合、単に惰性で過ごしているなら気になりますが、本人の心が動きながら楽しんでいるならそのままで大丈夫。
例えば、お子さんが電車遊びばかりしているなら、「これどうやって遊ぶの?」と尋ねてみてください。目をキラキラさせて説明してくれるなら十分に心が動いています。心置きなく熱中させてあげてください。その「好き」という気持ちが「できる」を育んでくれます。
AI時代のこれからは、人が自分ならではの個性を活かして、プロジェクトベースで価値を生み出していく時代。何かひとつ“強み”があれば生きていけます。好きなこと、得意なことを見つけて、そこを伸ばしてあげましょう。
表にイラスト、裏にひらがなを書いた「ことばカード」。その中から1枚を選び「これなーに?」と質問して相手に答えてもらいます。慣れてきたら子どもに問題を出してもらいましょう。
子どもがクイズを出す側に回ると言語と知識、思考がすっと繋がります。成長にあわせてひらがな一文字やカタカナのカードを作ってもいいですね。
◆この遊びを通して育つのは?
*言語と知識が結びつく
*思考力が養われる
取材/佐野恵子、イラスト/正田真穂
小川大介●教育専門家。京大卒業後、プロ個別塾SS-1を設立。6000回の面談を通して子どもが伸びる秘訣を見出す。現在、幼児教育から企業人材育成まで幅広く活躍中。著書に『1日3分!頭がよくなる子どもとの遊びかた』(大和書房)など
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