離乳食8ヵ月になると、2回食も進み本格的な離乳食の時期になります。食べられる食材がグンと増える一方で、アレルギーや下痢などの心配も多い時期です。そんな離乳食8ヵ月をスムーズに進めるために、離乳食中期の量や進め方を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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8ヵ月の赤ちゃんは、舌で上あごに食べものを押しつけて食べるようになる「モグモグ期」と言われる時期。1日2回食にも慣れてきて、使える食材がグンと増えます。味・舌触り・においなど、さまざまな食材の違いを経験させてあげるといいでしょう。
離乳食8ヵ月の頃の食べものは、舌でつぶせる程度、豆腐くらいの固さが目安です。形状は、おかゆは7倍~5倍かゆ、他の食材は2~3mm程度のみじん切りにしましょう。
1日2回、離乳食の時間を作りましょう。例え少量しか食べてくれなくても「食事の時間」のリズムをつけるために、短い時間でもいいので一緒に食卓を囲むようにするといいですね。離乳食の回数が増えても、8ヵ月の赤ちゃんの内臓は未熟です。1回分の離乳食の目安量を守ることが大切になりますので、以下の表を参考にして用意しましょう。
6時 母乳orミルク 10時 離乳食1回目+母乳orミルク 14時 母乳orミルク 18時 離乳食2回目+母乳orミルク 22時 母乳orミルク
離乳食の時間に、赤ちゃんがお腹いっぱいで食べられない!なんてことがないように4時間おきに授乳のリズムをつけることが理想的です。こちらのスケジュール表はあくまで目安に過ぎませんので、参考程度にして家族の生活リズムに合わせて、調整してみてください。なるべく毎日、同じ時間帯に離乳食の時間が作れるとベストですね。
離乳食に分からないことや、悩みはつきものです。なるべくスムーズ進めるためにも、いくつか注意点やポイントを確認していきましょう。
食べてくれないときは、まず赤ちゃんの口の様子を観察してみてください。教科書通りに進めると、8ヵ月は2回食になり、形状もみじん切りにステップアップしている頃です。ですが、食べてくれないときは、赤ちゃんの口の発達に対して食材の形状が合っていないのかもしれません。そんなときは、食材の大きさ、柔らかさなどを元に戻してみましょう。そしてまた、食べてくれるようになったら、少量ずつステップアップした形状を混ぜ合わせてみて下さい。徐々に慣らしていくことで離乳食をスムーズに進めることができます。
食物アレルギーとは、摂取した食べものを異物と感じ、身体に何らかの症状が起きることをいいます。その他に、離乳食の時期の赤ちゃんは、内臓が未熟なため、食べたものが未消化になった場合に、症状が起きる可能性があるといわれています。
なるべく安全に離乳食を進めていくために、いくつかルールを守りましょう。
もし、慎重に離乳食を進めていきたいということであれば、果物も初めて与えるときは加熱することをオススメします。果物に多く含まれる酵素が、消化器官の負担となってアレルギー症状がでる可能性がゼロではないからです。食べ慣れるまでは加熱をして酵素を減らすことが、より安全に離乳食を進めていくポイントになります。
言葉が話せない赤ちゃんの体調変化は、うんちの様子で気づくことができます。離乳食が進むと、母乳やミルクだけを飲んでいた時期に比べて水分が不足するため、便秘になる場合があります。そうならないように、白湯や薄めた麦茶、離乳食の献立にも野菜スープなどをとり入れて、しっかり水分補給をするように心がけてください。また、下痢の場合も脱水症状を防ぐために水分補給が大切になっていきます。どちらの場合も元気に過ごせていれば、ママが少し様子を見てもいいかもしれません。ただし、ぐったりしている、機嫌が悪いなど、他にも気になる点があれば、遠慮せずに医師に相談してみて下さいね。
この時期にオススメのレシピを3つ紹介します。今日の献立はどうしようと迷ったときは参考にしてみてください!
豆腐は2~3分湯がいたものをザルにあげ、重しをのせて水切りをしましょう。この水切り方法は火を通すので、赤ちゃんに与える場合にオススメの方法です。 ほうれん草は柔らかくなるまで茹でて、2~3mmに細かく刻みます。 水切りした豆腐と、刻んだほうれん草をボウルに入れて、混ぜ合わせ、最後に和だしをほんの少し加えたら完成です!
ツナ缶と細かく刻んだキャベツを和だしで煮るだけの簡単レシピです!ツナ缶は塩分・油分が多いのでノンオイル・食塩無添加のものを選びましょう。 保存が効くツナ缶を使ったレシピを知っておくと、短時間であと1品作りたいな、というときにとても便利です。
直前の食事であまったお味噌汁に、水溶き片栗粉を入れて再加熱します。とろみがついたら、うどんにかけるだけで完成! このお味噌汁で作るリメイクあんは、うどんの他に、おかゆ、蒸した魚や肉に合わせても美味しいですよ。お味噌汁の味があるので、余分な調味料も使わないですむのがオススメのポイントです。
離乳食を進めていくと、思い通りに進まなくて悩んでしまうことや、まわりの赤ちゃんと比べてしまうことがあるかもしれません。ですが、赤ちゃんの性格に個性があるように、食事のスタイルにもそれぞれ個性があると思ってください。 離乳食8ヵ月の頃は、まだまだ母乳やミルクから大半の栄養をとっていますので、必死になりすぎず、時には「まぁいいか」という気持ちも大切です。ママの笑顔が、赤ちゃんの食欲に繋がると思っています。「美味しいね」と声をかけながら、離乳食の時間を楽しんで過ごしてくださいね。
リトル・ママ認定ライター 池田夕起
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