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コロナ後の新生活 子育て世帯の不安1位は「家族の感染」、2位は…

5月25日の全国的な緊急事態宣言の解除から約3週間。幼稚園・保育園・学校が再開し、徐々に以前の生活を取り戻しつつありますが、感染者数はゼロになったわけではなく、1日の感染者数に一喜一憂する日々が続いています。

政府は「新しい生活様式」として、アフターコロナにおける生活のあり方を示していますが、実際に外出はどの程度していいものか判断しかねる場合もあり、今まで通りの生活ができない不安は大きいようです。

今、ママたちはどんなことに不安を抱いているのでしょうか。リトル・ママでは、子育て世帯の会員を対象に、2020年6月上旬にアフターコロナの生活に関するアンケート調査を実施しました。

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アフターコロナの生活で不安に感じていることは?

※2020年6月4日~6月7日リトルママ会員アンケートより(回答数=505人)※複数回答可

回答者数505人のうち約82%が「不安なこと」として選択したのが「自分を含めた家族の感染」(414人)。続いて「子どもの心身面」(223人)、「経済的なこと」(181人)、「自分自身の心身面」(162人)という結果に。

ある調査ではコロナ後の不安の1位が「経済の低迷」※という結果も出ていますが、子育て中のママにとっては、何よりも家族の健康が大事というのは当然の結果と言えるのかもしれません。
※参考:https://this.kiji.is/628518247170835553?c=44341039600582657

具体的にどのような点に、不安を感じているのか、次ではママ達のコメントを紹介していきます。

1位:自分を含め家族がウイルスに感染しないか

  • 仕事も再開し、保育園も再開したため、自粛期間より外に出ることが多くコロナに感染しないかと不安。(子ども1才/アルバイトやパートタイム)
  • 私の職場は新型コロナの感染患者を受け入れている病院なので、自分が感染しないか、家族に感染させてしまわないか、怖い。(子ども0才/育休産休中)
  • 親が感染して子どもだけ感染しない場合、どうしたらよいか。(子ども0才・3才/育休産休中)
  • 親子共に基礎疾患もあり、感染の不安も大きく先々不安。(子ども中学生以上/その他)

※アンケートの意見から抜粋

緊急事態宣言解除に伴い、テレワークや自宅待機が終わり、出勤や登園・登校で外に出る機会が増えることで、感染への恐怖が増しているようです。

また働くママにとっては、通勤することで自分が感染するだけでなく、持病のある家族にうつしてしまうのではないか、もし自分が感染してしまったら子どもの世話や対応はどうしたらいいのかという不安の声も多くありました。

2位:子どもの心身面に関すること・子どもの勉強に関すること

  • 休園・休校や行事の中止によって、子どもの成長に影響が出るのではないか。(子ども1才・5才/専業主婦)
  • 園生活で学ぶこと、友達との関わりや、園行事が無くなってしまい、来年の子ども達より色々な面で劣ってしまうのではないか。(子ども0才・5才/専業主婦)
  • 子どもの集団行動に対しての能力が伸びないことへの不安。(子ども0才・3才/専業主婦)
  • 生後7ヵ月で色々なことを体験して脳が成長していく時期なのに、家にばかりいて人見知りや場所見知りになってしまわないか。(子ども0才・3才/専業主婦)
  • 在宅ワークが大変で、子どもの世話(食事、寝る時間等)も雑になってしまった。運動不足や太陽にあたらないなどの心配もあり、親と子どもの両方の健康具合が心配。(子ども1才/正社員)
  • 在宅勤務とはいえ、ずっと子どもを相手にしてあげることができないので寂しい思いをさせていないか。(子ども2才/正社員)
  • どんな風に学校の様子が変わるのかが不安。(子ども3才・小学校低学年/アルバイトやパートタイム)

※アンケートの意見から抜粋

外出自粛で子どもの人との関わりが減り、社会性・協調性などの子どもの発達の遅れを多くのママが気がかりに思っているようす。また公園や屋外で遊ぶ機会が減ったことでの、運動量の低下を心配する声も。

 他にも「他の学年の子ども達と差がつくのでは?」「今まで遅れた勉強は取り戻せるのか?」「受験は大丈夫なのか?」という学業の遅れに関することや、今後の学校の在り方の行く末を案ずる声もありました。

3位:経済的なこと・自分や夫の仕事に関すること

  • 新築マンションを購入して来年に入居予定なのですが、ちゃんと払うことができるのか。子どもがもう1人欲しいけど、ローンが高いので諦めるようか悩んでいるところです。(子ども2才/専業主婦)
  • 夫の会社が存続するか。これから家を買おうと思っているので、検討すらできずこの先不安です。(子ども1才/専業主婦)
  • 収入が大きく減り、今月から住宅ローンが始まるので大丈夫なのか不安です。(子ども1才/育休産休中)

※アンケートの意見から抜粋

新型コロナの影響で勤務時間の短縮や、仕事を休まざるをえなくなる中で、給料カットやボーナスに影響し、経済的な不安を抱える人も。

「住宅ローンが払えるか」「マイホーム購入の予定が延びた」「2人目を考えていたけど収入が減るので見送るべきか」…と予期せぬタイミングで収入が減ってしまったことで、本来なら楽しい家族計画になる家族イベントにも影を落としています。

  • シングルマザーで頼る人もいないので、また仕事がなくなってしまったら…、子どもたちを預けることができなくなってしまったら…、子どもたちや自分が感染してしまったら…と不安は尽きません。(子ども2才・4才/アルバイトやパートタイム)
  • 今は育休中だが、派遣社員なので来年復帰する頃に仕事があるかどうか心配。(子ども0才/派遣社員)
  • 4月に育休から復帰予定であったが、コロナの影響で育休が延長になっている状態。(子ども0才・3才/育休産休中)
  • 私の勤め先は大きな会社ではないので、仕事が減り、職を失わないかが不安。(子ども2才・小学校低学年/アルバイトやパートタイム)
  • 就職活動をするも面接がキャンセルになったり仕事探しが難航しています。(子ども0才・3才/アルバイトやパートタイム)

※アンケートの意見から抜粋

ママたち自身も「育休明けで復帰できるのか?」「コロナのせいで保育園も自粛しなければいけなく、子どもを預けられず職探しができない」と仕事をしたくてもできない状況にいたり、職場復帰してもいいものか悩んでいたりしているママがたくさんいました。特にシングルマザーのママたちは経済的な不安が大きいようです。

4位:自分自身の心身面に関すること・家族関係のこと

自分自身のことで不安を抱えているという人の中でも、特に多かったのが妊娠中のママたち。

  • 無事に出産日を迎えられるかどうか。出産の際に立会い分娩や面会が出来るかどうか。(子ども妊娠中/アルバイトやパートタイム)
  • 感染した場合、自分の体だけではなく、胎児への影響や、濃厚接触者となる家族、会社の同僚、産婦人科のお医者さんや看護師さん、妊婦さんへの影響が怖い。(子ども妊娠中・1才/アルバイトやパートタイム)
  • 夫の仕事や子どもの園が再開したことで、感染のリスクが高まったように思う。現在妊娠中のため、もしもお腹の赤ちゃんに何かあったら(胎児に異常がでないか)と思うと不安。(子ども妊娠中・2才/育休産休中)
  • 夫が在宅勤務できない職種なので、勤務先でコロナウイルスに感染しないか毎日不安を抱えている。また万が一、既に症状なき感染者だった場合に妊娠中である自分にもうつると困るため、部屋を分けて生活しているが、結果的にコミュニケーションが減ってしまい寂しい。(子ども妊娠中/専業主婦)

※アンケートの意見から抜粋

子どもとずっと一緒にいることにストレスを感じるママや感染対策をすることに疲れを感じているママも。なかには、在宅勤務中の夫との関係にも疲れているという声も…。

  • 90代の曽祖父と同居しているので、とにかくウイルスを持ち込まないようにするのが大変。2才と4才の子どもたちを捕まえて、日に何度も手洗いやうがいをさせるのが疲れる。(子ども2才・4才/専業主婦)
  • リモート期間中、旦那との接し方がわからなくなった。(子ども1才/育休産休中)
  • 夫とかなり険悪な毎日でした。夫も在宅勤務でしたが、やはり出勤時のようにはうまく仕事がまわらず、お互いイライラしていました。(子ども2才/正社員)

※アンケートの意見から抜粋

その他の声

自分自身のことで不安を抱えているという人の中でも、特に多かったのが妊娠中のママたち。

  • 感染リスクを避けるために会えないが、高齢の両親に会いに行きたい。(子ども1才/専業主婦)
  • 旅行にいってストレス発散したい。(子ども0才・2才/正社員・育休産休中)
  • 入院中の父親のお見舞いに行きたい。(子ども小学校低学年/専業主婦)
  • 今後社会がどう変わっていくのか不安。(子ども2才/正社員)
  • 早くワクチンや薬ができてほしい。(子ども0才・2才/育休産休中)

※アンケートの意見から抜粋

今まで通りの日常に戻れるのか?という不安を抱きつつ、早く今まで通りの日常に戻ってほしいという思いはみんな同じですよね。

まとめ

 自粛ムードが緩和され外出する機会が増えてきていても、なかなか感染への恐怖は消えません。
 これから暑い季節になり、マスクをつけたままの熱中症の危険性など別の問題も出てきています。

 心身的不安、仕事への不安、経済的不安。それぞれの家庭環境で抱えている問題はさまざま。でもどのママたちも子どもや家族が新型コロナウイルスにかからず健康でいることを願っています。

 ストレスは溜まるかもしれませんが、自分なりのストレス解消法をみつけながら手洗いなどできる感染対策はこれからも頑張って続けましょう。1日も早く、新型コロナウイルスを気にせず過ごせる日々になりますように。

(リトル・ママ認定ライター eriko)



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