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おうちでできるプチ理科実験「荷づくりテープで空中浮遊」「カラフル焼きそば「ペットボトル空気砲」
- 2020/10/13
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[toc]理科教育家で中学受験理科のスペシャリスト・辻義夫先生が教える、自宅でもできる3つの「プチ理科実験」をご紹介。
「実はおうちの中の身近なものに、科学はつまっています」(辻先生)
今回は、リトル・ママ読者サポーターの親子に自宅で実験してもらいました!
教えてくれたのは 辻 義夫先生
理科教育家、中学受験理科のスペシャリスト。著書に『頭がよくなる 謎解き理科ドリル』(かんき出版)『中学受験 見るだけでわかる理科のツボ』(青春出版社)など
お風呂、キッチン、リビング…おうちで簡単にできる理科実験で、将来の「理系アタマ」を育てる方法はたくさんあります。ぜひお子さんと一緒に、楽しんで実験してみましょう。(辻先生)
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荷づくりテープで空中浮遊
荷づくりテープを束ねて細かく裂き、ゴム風船を膨らませます。それぞれをティッシュペーパーでこすって静電気を帯電させると、反発する力が発生。テープの束を空中に投げ、その下に風船を持っていくと、テープの束が空中浮遊♪
用意するもの
● 荷づくりテープ(長さ15cm程にカット)
● ゴム風船
● ティッシュペーパー
\ やってみました! /
読者サポーター
渡邊さん親子
荷づくりテープはよく見ると2枚重なっているので、はがしてそれぞれの端を結んでから、細かく裂いていきます。なるべく軽くなるように仕上げるのがポイント。
荷づくりテープと風船をそれぞれティッシュでこすって静電気を起こします。
静電気の反発し合う力で荷づくりテープの束がふわふわ浮くはずが、撮影時が真夏で高湿度だったため、静電気が発生しづらく失敗・‥。
💬 実験してみた感想は?
そういえば、冬はセーターを着ているとピリ!ってなるのに、夏はなったことがないですよね。湿度の多い季節は静電気が起こりにくいのかな?と子ども達と考えるきっかけになりました。
荷づくりテープ、ゴム風船を手で触った感じを、しっかり体験しておくことが、先々の学習につながっていきます。「このような、すべすべしたものをこすると、力が働くんだな」くらいの印象でもOK。下敷きで髪をこすって「似てるね!」などもいいですね。
紫キャベツでカラフルやきそば
紫キャベツ、赤しそなどを煮出した汁でつくるカラフルやきそば。紫色の液体をベースに、おうちにあるいろんな液体(炭酸水・調味料・卵の白身など)を混ぜて色の変化を楽しみます。紫の色素に含まれるアントシアニンは、酸性→中性→アルカリ性によって色が変化します。
用意するもの
● 焼きそばの麺
● 紫キャベツ
● 炭酸水
● レモン汁
● 卵の白身 など
\ やってみました! /
読者サポーター
船橋さん親子
紫キャベツを刻んで、お鍋で煮出します。
①でつくった紫キャベツ液を、やきそばを炒める際のほぐし液に使うと、麺が緑色に!
③の緑色の麺にレモン汁を加えると、白く変化!
\ いろんなもので実験したよ /
紫キャベツ液に、家にあるものを入れて実験!
※掃除用重曹や洗剤は飲食物に使用しないでください
💬 実験してみた感想は?
普段のご飯作りで、これは酸性これはアルカリ性…なんて考えたことがなかったので驚きと発見がたくさん!子ども達は色が変わった焼きそばを食べるのに躊躇していたので、最後は全部混ぜてソース焼きそばにして食べました。残った紫キャベツと煮汁はスープにしようと思い、鶏ガラスープの素を入れると真っ青に!
中華麺はアルカリ性の「かんすい」を使っているため、アントシアニンを加えると緑色に変化します。この焼きそばは、ハロウィンのときの料理などにもピッタリ。小さなお子さんなら単純に「色が変わったのでびっくり!」だけでいいのですが、この体験から「ふだん食べているものの中にも不思議がたくさんある」と感じてもらえるといいですね。その他「紅茶にレモン汁を入れてレモンティーにすると色は…?」なども試してみましょう。
ペットボトルで空気砲
ペットボトルとゴム風船を使って作る「空気砲」。ゴム風船を引っ張って放すと、ペットボトルの口から風圧が。紙で的を作って狙い、吹き飛ばして遊ぼう!
用意するもの
● ペットボトル
● ゴム風船
● ビニールテープ
\ やってみました! /
読者サポーター
森本さん親子
風船とペットボトルをハサミでカット。
ペットボトルの切り口に風船をかぶせて、ビニールテープでぐるぐる巻きにしっかり固定すれば完成!
💬 実験してみた感想は?
ペットボトルに風船をかぶせるのが少し難しかったですが、家にあるもので簡単におもちゃができていいアイデアだなと思いました♪パパと一緒に空き箱を倒して遊んでみましたが、初めてやる遊びに娘もすごくハマっていました。
ふだん意識することが少ないのですが、空気や水の力は、実は侮れません。こうやって実感しておけば「伸びたもの、縮んだものには元に戻ろうとする力がある」と体感的に理解できます。将来、物理分野で力学などを学ぶときの、土台となる感覚が養えますね。お風呂で風船に水を入れ、水の重さを体感するのもおすすめです。
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