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危ない!家の中で起きるヒヤリ事故【事例とママ達の対策をチェック!】
- 2020/9/19
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ちょっと目を離したスキに、子どもが思いもよらぬ行動をしてヒヤッとした経験ありませんか?実際に家庭内で起こっている事故を知り、事前に対策しておくと安心です。
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事故が一番多いのは”1歳児”
東京消防庁の統計によると、平成26年~平成30年の5年間で東京都に住む約5万人の子ども(5才未満)が救急搬送されています。事故の発生場所は約7割が住宅等の居住場所で、一番多いのが1才児、次いで2才児となっており、時間帯は家事などで忙しくなる18~20時に集中しています。
0~1才児は「落ちる」事故が最も多く、2才児以上になると「ころぶ」、家具などに「ぶつかる」が多発。また熱い飲み物による「やけど」も多いです。重大な事故を未然に防ぐためにも、過去に起きた事例を知りその対策を取っておきましょう。
取材協力:東京消防庁
知っておこう!よく起こる事故と安全対策
まずはよく起こる事故上位3つを詳しく見てみましょう。
参考資料:「子供の事故防止・応急手当ガイド」
転ぶ
活発に動くようになり行動範囲が広がる3~5才児の事故が目立ちます。カーペットのへりやわずかな段差でも転びやすいので注意しましょう。
事 例 1 ソファーの上で足を滑らせ転倒し、テレビ台に顔面をぶつけて出血した(4才 中等症)
事 例 2 歯磨きをしながら歩いていたら、フロアマットにつまずき転倒し、口腔内から出血した(3才 軽症)
対 策 家具の角にはコーナーガードを付ける、クッション性の高い床材を敷くなどで対策を。段差のある玄関、電気コードにも注意し、危ない行動はその都度注意しましょう。
\教えて!読者ママの対策/
リビングのローテーブルに両面テープで貼り付けるコーナーガードで防御しています。必要な分だけカットできて弾力性があり、防水機能も万全!
落ちる
0才児に最も多いのがベッドからの転落事故で、5年間で135人が救急搬送されています。子ども用のハイチェアや階段にも気をつけて。
事 例 1 高さ約50センチのベッドでオムツを換えていたが、一瞬目を離したスキにベッドから転落してしまった(7ヵ月 軽症)
事 例 2 イスから滑り落ち、顔面をイスにぶつけた後、後ろに転倒して頭部に傷を負った(2才 中等症)
対 策 ベビーベッド周辺の見直しや、イスに座らせる際は安全ベルトをして目を離さないことが大切。また階段にも注意し、滑り止めや手すり柵などで対策をしておきましょう。
\教えて!読者ママの対策/
ダイニングテーブルとセットになっているイスに登ると危険なので、食事の時間以外は面倒でも毎回廊下に出しています。
誤飲・モノが詰まる等
ヵ月を過ぎた頃から、異物を飲み込んでしまう事故が起こりやすく、年齢が上がっても食べ物で窒息することがあります。
事 例 1 親の薬を子どもが薬包ごとかじっているところを発見した(1才 中等症)
事 例 2 シンクの上に置いてあった、コップに入った漂白剤を誤飲してしまった(2才 中等症)
対 策 何気なく大人が使って置いたままの状態が事故に繋がります。手が届かない高い場所、鍵が掛かる棚などに入れ、日頃から整理整頓を心がけましょう。タバコ、灰皿も要注意!
\教えて!読者ママの対策/
引き出しや棚をよく開けていたので、触られたくないものを入れた棚にはすべてドアロックストッパーを取り付けています。
もっと知りたい!危険な事故
上位3つ以外の事故も詳しくみてみましょう。
やけど
やけどは中等症以上の割合が高くとても危険です。食事中は特に注意を!
事 例 1 棚に置いていたポットの配線を引っ張って落下させてしまい、体に熱湯が掛かった(6ヵ月 重症)
事 例 2 コンセントの中にヘアピンを入れてしまい、やけどした(2才 軽症)
対 策 テーブル、アイロン、調理中、暖房器具、お風呂など注意すべき箇所は多岐に渡ります。ロック機能付きの家電でも簡単に解除することもあるので油断は禁物!
事故が起こった時の対処法
小さな子どもは皮膚が薄く重症化しやすいため、早めの処置が必要です。広範囲の場合はすぐに医療機関を受診しましょう!
・水道水などの清潔な水で冷やす
・衣類を着ている場合は、衣類ごと冷やす
・水泡を破らないようにする
\教えて!読者ママの対策/
コンセントには100均で購入したコンセントカバーを設置しています。キッチンに入らないよう、ベビーガードも必須!
お風呂
入浴中の事故は5年間で8人(3~5才)と救急搬送人数は少ないものの、87.5%が中等症以上となっているとても怖い事故です。
「 少しくらい一人にしても
大丈夫だろう 」
「 兄弟がいるから
目を離しても大丈夫だろう
…が キケン!! 」
事 例 子ども2人と入浴中、1人の子どもの体を洗い場で洗っていたところ、浴槽内にいた子どもが水没していた(1才 中等症)
対 策 とにかく目を離さないこと!ハイハイの時期でも浴槽を覗き込んで落ちることも。踏み台になるイスや洗面器に気をつけて。浴槽のフタも子どもが乗るとたわんで落ちる場合もあります。
ドアの指挟み
部屋の数だけあるドアは、危険な場所として意外に見落としがちです。ドアの開閉時には必ず居場所を確認しましょう。
事 例 母親が自宅のドアを閉めた際、蝶番(ちょうつがい)に子どもの指が入っていて切断した(1才 中等症)
対 策 ドアの蝶番(ちょうつがい)側に指挟みを防止するグッズ、閉まる速度を調節できるドアクローザーなどの活用を。窓のサッシは滑りがよく、カーテンなどで子どもが見えにくいので注意しましょう!
\教えて!読者ママの対策/
気をつけていたにも関わらず、娘の指が挟まって怖い思いをして以来、ネットで買った「ゆびストッパー」が大活躍しています!
ベランダ・窓からの転落
事 例 網戸に掴まりながら立っていたところ網戸が破れ、庭先の高さ約20センチ下のアスファルトに転落した(1才 軽症)
時折ニュースで目にする窓やベランダからの転落事故。大人が予想もしないことが起こるので、今一度周辺の見直しを!
対 策 窓には子どもの頭の幅以上に開かないサッシ用のロック、周辺に家具を置かないなどの対応を。ベランダはエアコンの室外機や植木鉢の位置、柵の幅や高さなど再度チェックしましょう。
誤飲・窒息
東京だけでも毎年約1,000人の乳幼児が、窒息や誤飲により救急車で運ばれています。
事 例 ボタン電池が一つなくなっているのを親が発見し、子どもが誤飲していた(1才 中等症)
誤飲した際、対処法が異なります!
吐かせるもの
タバコ、台所用洗剤類、化粧品、芳香剤、ナフタリン、医薬品 など
吐かせてはいけないもの
トイレ用洗剤、漂白剤、カビ取り剤、マニュキア、除光液、灯油
※それぞれの中でも処置が異なるものがあります。
コロナ禍の今!消毒用アルコールに注意
新型コロナウイルス感染予防に使われる消毒用アルコールの中でも、濃度が60%以上(重量%)は蒸発しやすく、引火の危険性があります。また子どもが舐めたり誤飲しないように注意を!火気の近くで
使用しない
詰め替えの際は
換気
直射日光を
避ける
子どものケガの症状に困ったら…
小児救急医療電話相談 #8000 (全国共通)
各都道府県の窓口に自動転送され、アドバイスを受けられます。※詳しくは厚生労働省のHPを
取材・文/佐藤理奈
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